クリエイターインタビュー
海外でも評価を得る、沖縄出身女性ユニット・いーどぅしが『Fans’』で実現したいこととは


沖縄県出身のかーなー(三線&Vo.)、なみなみ(Gt.&Vo.)からなる女性二人組ユニット。沖縄音楽ダウンロードサイトで14週連続1位・年間総合1位と、前例のない快挙を成し遂げるなど話題に。
目次
- Fans’への印象
- 二人の運命的な出会い
- 東京と沖縄はいろいろと違う?
- 今後の活動ビジョン
かーなーさんは糸満市出身、なみなみさんは南城市出身ですが、沖縄の中でも違いは大きいですか?
たとえば「那覇の人」っていうだけで私の地元では拍手されます(笑)。それくらい都会の人。割と北と南の文化に分かれてて、北部は“進んでいる”印象。外国人と付き合ってる同級生もいるし。
みんな米軍基地のフェンス越しに彼氏がいるみたいな。本当にあったんですよ。フェンス越しに会いに行くとか。
かーなーさんが住まれていた糸満市は?
何にもない街です(笑)。私の隣の家の人はヤギを飼っていたし、牛も鶏もいるし。ある日、隣の家のヤギが急にいなくなってたことがあって。
えっ、もしかして……。
食べられてしまっていたんですよ。それがすごく悲しくて、それ以来あんまり愛着を持たないようにしています。

ドライに聞こえますが「食文化」ですもんね……。それこそ東京とはかなり違いそうですが。
最初「そば」にびっくりしましたね。えっ、そばって灰色なの? みたいな。
私たちの中では沖縄そばがいわゆる“そば”なので。
これまでライブでタイ、台湾、韓国、マカオ、香港に行ったことがあるんですけど、東京よりもアジア各国の方が食事という意味では沖縄に近かったですね。
いーどぅしの音楽は海外でも受け入れられやすそうです。
タイでセッションした時も、マカオでライブした時も泣いているお客さんがいて。言葉は理解できていないはずなのに、音楽は国境を超えて気持ちを伝えることができるんだなって思いました。いつか、ハワイやブラジルなど、沖縄からの移民が多くいる場所で演奏ができたらいいなと。
