伊藤節生

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  • 伊藤節生

    BPLS2 SDVXを終えて
    ドラフトから半年、試合が始まってから4か月。
    振り返ると一瞬で駆け抜けたなーと思います。
    こんなことを書くのは初めてなんですが、大好きなボルテ、大好きなBPLなのでせっかくだから感想とかボルテとの出会いとかいろいろ書いてみようと思います。
    多分かなり長文になるかと思いますが、ぜひ読んでってください。

    ・BPLが始まるまで
    自分のボルテとの出会いは友達からの紹介でした。(BOOTHが始まって数か月だったと思う)
    当時ⅡDXプレイヤーだった自分にとっては待ち時間にやる程度でしたが、自分が作曲に興味を持つきっかけになったcosMo@暴走Pさんのリミックスがあったこともあって徐々にボルテにのめり込んでいきました。
    いつしかボルテがメインになり、AAリミでFLOORの存在を知り、Ⅱの頃には公募に曲を出していました。
    Ⅱの頃にはKACとかの大会もがっつり見るようになっていて、KAC2013の決勝でボルテが上手くなりたいと火が付いたのを覚えています。
    なので、今回のBPLでぴこさん、そしてEXBARでえつやさんとお会いできたのは本当にうれしかった…
    そこからはひたすらゲーセンに通っていたし、そこで知り合って友達も増えましたね。
    いつかKACの解説とか公式番組とか呼ばれたい、呼ばれるくらい有名にそしてうまくなりたいと密かに考えたりもしていましたw

    ・BPLが始まってから
    まずBPLが発表されたとき、自分にプロは無理だけど何かで関わりたいと思い公募に出しました。
    まさか解説に呼ばれるなんて思ってもいなかったので…
    採用通知にも喜びましたし、解説のお話を頂いた時は本当にびっくりしましたね。
    そしてドラフト会議。
    の前に…
    自分のことを知ってる人なんてボルテ界隈にそんなにいない。せめて解説をやるなら実力だけでも伸ばそうとプロ候補の皆さんに負けないくらい練習をしました。(ドラフトオファーからBPLファイナルまででVF20.524から20.801まで伸ばしました)
    そして解説者として発表される日には何か強いリザルトを!と必死にやってたりもしましたw
    その結果、本当にその日調子が良くてディスコンをSに乗せられて…なかなかいいものを見せれる!とわくわくして当日を迎えます。

    ドラフト会議。
    プレイヤー目線、DTMer目線で色々話さなきゃ!と必死にいろんな情報をかき集めて、てんやわんやで…今思うと相当緊張してましたね。
    しかもプロ候補にはかわちゃん、わにさん、ちやさんと前々からの知り合いもいて、ドキドキ含めて楽しい一日でした。
    今思うとチームごとのメンバーも曲もこれしか考えられない。そのくらいピッタリ。

    少し飛んでBPL開始。(この間の話を書くととんでもない長文になる)
    まさか客席から見ていた一丁さんと実況解説をやるとは…!そしてグレイスがいる!!!!!
    またもやそんな緊張の中、初めての解説、そしてボルテのスピード感もあって本当に配信が始まるのが怖かった…
    メガミックスなんて大会前にリニューアル、しかもすぐに曲変わるし何か言ってる間に勝負がついてしまってるなんてこともありますし…
    初戦配信日は友達と見て、ずっと変なこと言ってないか?大丈夫か?と聞いていました。
    それでも徐々に慣れていき、友達やコメント、EXBARでの反応を見て自信になっていきました。

    さて試合をすべて振り返るとさすがに終わらないので、ピックアップして…

    ・初戦
    やはり初めてのBPLということもあり、印象に残っています。
    自分やスタッフも含め、視聴者もボルテのBPLはこういう感じなんだと実感した試合でした。
    そして自分の曲…いやまさか初戦とは思ってなかったですよ…
    しかも縦連なのかー!完全にPEAKになる曲だと思ってましたし。

    改めて「WINNING ROAD」について
    先ほども書いた通り何かでBPLに関わりたいと思って作りました。
    今回大会内で色々使われるということもあって、無理してボス曲や難曲を作る必要はないと考え、ボルテの中では比較的ゆっくり目?な曲を作りに行きました。
    でも選手が武器にできるような尖り方はしたくて、そこは譜面を意識して作りました。
    思っていた方向とは違う尖り方をしましたが…
    でもその尖り方は個人的にうれしかったです。
    というのもゲームである以上難易度に目が行くのは当然で、譜面と一緒に曲を覚えてもらえることもあるので。
    みんなもうWINNING ROADのイメージ縦連と揺れる24分でしょ?
    曲名はこの曲がチームの勝利への道になるようと思ってのものです。

    試合に戻りまして

    ・レギュラーステージ11試合
    初見PUC…まさかの…これはBPLS2通しても記憶に残る試合です!
    ROUND1はマヒナ選手の涙も印象的。
    自分からしたら実力が一番近い選手というのもあって悔しさと辛さがすごく伝わってきました。

    ・クウォーターファイナル第1試合
    エース欠場のレジャーランド…Star☆Beatの歌詞「届け」がぺんた選手がCH選手に勝つべく手を伸ばしてるように聞こえて本当に涙が出そうでした…
    そしてS-PUCもこの試合。すげえや…
    かわちゃんとCH選手の対戦もドリームマッチで実現して良かった…

    BPLを通して思ったのは、今まで以上に楽曲に思い出が詰まったこと。
    今までもKACなどの最優秀楽曲はありましたが、今回リーグを通して初見曲がなんと21曲!
    そこにあった試合とドラマが曲を聴くたびに思い出せる。
    そしてその中に自分の曲がある!こんなうれしいことはないですよ…
    ただほかの方々の曲を聴いてて、本当にすごいものばかりだ。自分じゃまだまだ上には届かないとも感じました。

    長々と書きすぎて、もはや何を書きたいかわからなくなってきましたが、決勝のお話を。

    ・ファイナル(ネタバレありだよ!)
    今まで戦ってきたネメシスアリーナから上へあがると、そこは渋谷ヒカリエだった。
    OPから本当に泣かせに来る…曲も映像も最高すぎる。
    入場シーンを見て、最初の時とは比べ物にならないほど”プロ”に感じました。
    試合についてはもう漫画かと…
    アクシデントもありビハインドだったTradzの副将戦。
    取られたら負けの状態での最後2曲。どんな精神力ですか…
    大将戦。カラテンPUC、666UCって何?
    自選曲に関しては過去の公式大会の中でも一番ハイレベルだったんじゃないですかね…
    BPLまで大会本番で19PUCなんて1回あったかくらいですよ?今大会何回あった?
    666UCなんて地球上に何人いるんですか?ってレベルですごいこと。
    そして同点で迎えた最終楽曲。
    曲名サドンデスって…漫画じゃんと。
    まさにボス曲。
    Lv20段階表記でLv25くらいのものが降ってきた気がします…
    公募を出してる側の人間からしたらあの曲を聴いて最優秀以外に置く場所ないじゃん…と思いました。
    そう思わせる曲ってだけでものすごいんですよ!
    そして試合の方は一進一退。
    あのチェイン数、難易度で20点差未満って本当にギリギリの戦い。鍵盤エラー4つでひっくり返りますからね!?
    最後の直前一度点差が見えるのがエンタメであり残酷。
    最後に点数が表示されるまでの蓬莱選手の祈る姿。
    喜ぶMURAKAMI選手と崩れ落ちる蓬莱選手。
    ここまで本気でやってきたのが伝わる瞬間でした。

    どの曲、どの試合も本番の緊張感と勝つための作戦と努力が見えて最高の試合でした。
    改めてTradz優勝おめでとうございます!

    実はファイナルちょっと前に偶然蓬莱選手に出くわしてまして、その時も666練習してたんです。
    選曲読み、対策まで完璧だったと思うんです。
    それでも上から倒しきるMURAKAMI選手のすごさ。
    全選手そうですが、裏での努力がすさまじいんですよ。
    皆さん本当にお疲れ様でした。

    ここからはボルテガクエンサイ!!!
    久しぶりの有観客でのライブ!もう最高の一言です!
    合間にはドマことドリームマッチもあり盛り上がりましたね~!
    後半戦は自分の出番も終わり、一観客として楽しませていただきました!
    中でも記憶に残っているのがkamomeさんのFIN4LE~HE4VEN。
    HE4VENは楽曲採用を諦めていた自分がもう一度曲を作ろうと思った大好きな曲。
    まさか生で聴けるとは…泣き崩れてました。
    そしてやはり最後のPHQUASEさん。
    チームテーマメドレーからの「crossing blue」
    この楽曲はBPL始まりの曲。
    後ろに流れる今までの試合映像もあって号泣してしまいました。
    隣にいたCH選手との「ここまでやってきてよかった」という言葉に喜びと安堵と寂しさを覚えています。

    本当に終わっちゃったんだな~
    ただの音ゲーマーだった自分がこんなことになるなんて…11年前に言っても信じないでしょう。
    そのくらい夢のような時間だった。
    このゲームが好きだからプレイしていて、このゲームが好きだから絵を描いて、このゲームが好きだから曲作って
    そうやってきた自分が今じゃ解説で公式番組、公式イベントに、そしてキャラクターの声、システムボイスに…
    個人的にもここまでやってきてよかった。
    もうこのゲームが続く限りずっとプレイし続けます。

    改めて本当に最高でした。
    「君たちが作る究極の音楽ゲーム」
    これはボルテのキャッチフレーズです。
    本当に今回のBPLは主催がいて、協賛があり、我々出演側がいて、プロとして挑戦したプレイヤー達がいて、盛り上げる楽曲製作者がいて、最後には熱狂する観客みんながいた。
    みんなで究極の大会が作れたのではないかと。

    書きたいこと書いてたらとんでもない長文になりました。
    これにて自分の中でもBPLS2 SDVXの幕がおりました。
    とはいえ今日からDDRのBPLが始動しました。
    そしてまだわからないですが!BPLS3のボルテも…!解説…したいな…!!
    その時は選手に負けないくらい全力で戦います!!!

    最後にBPLグレイスちゃんと思い出の曲を。本当はPUCしたかった~
    グレイスかわいい
  • 伊藤節生

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  • 伊藤節生

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