そーなんだ化学+α

週末1時間のINPUT定期便
2月第1週の週報の送付です。

①商品・為替市況 添付1枚 
②そーなんだ化学中の人、一押しの公表レポートとレビュー
1. 半導体産業
2. 最新版 日本経済見通し
③何かと便利なサイト共有
通貨・期間を選択し、推移をグラフ化できるサイト
週末1時間のINPUT定期便
2月第1週の週報 

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①商品・為替市況各種 1枚 
②そーなんだ化学中の人、一押しの公表レポートとレビュー
1. 半導体産業
2. 最新版 日本経済見通し
③何かと便利なサイト共有
通貨・期間を選択し、推移をグラフ化できるサイト
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■商品市況各種 1枚  必要時間:5分
添付の通り

■そーなんだ化学の中の人 今週の一押し情報 
①『半導体戦略の進捗と今後』
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/semicon_digital/0004/03.pdf 
提供元:経済産業省商務情報政策局 情報産業課
必要時間: 40分

<なぜオススメか?>
半導体がないといよいよ経済としてまずい状況になるというのは日常のニュースを見ていても自明の通り。堅い言葉でいうと社会のデジタル化が進む中で今まで以上に半導体への依存度が上がってきており半導体がないと経済活動(例えば企業の工場が止まる等)が停止するレベルになってきたというもの。これは例えば、食料がないとか・電気が足りないとか国として国民の生活を守る為に考えていかなければならないレベル感に格上げされてしまっているという状況でもあり、いよいよ経済産業省が日本国として半導体戦略というの考えなねばならんということで2021年6月4日付で策定し公表した。本資料はその日の丸半導体戦略のフォローアップとして経産省で定期的に開催される進捗会議にて使用された最新版資料である。言うなれば、日本の政治・経済界のトップにいる人達が集まり今後日本の半導体業界をどうしていくべきなのかを定めている未来の航海図が公表されているものになるので、これを読むことで半導体業界の過去・現在・課題・対策と具体的打ち手を網羅することができる。

※意欲のある方は、大方針となる半導体戦略(6月4日付)の資料もご参照いただければと思うが筆者は目を一通り通したが、結構被っている部分もあることと、全ての内容を理解するのも含めると2時間はかかるので時間がない方は流し読み程度でも良いかと思う。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/semicon_digital/20210603008-4.pdf   

<こんなデータがある>
✔︎国別半導体産業支援策 比較
✔︎新欧州半導体法案の日本語訳での要約
✔︎世界半導体市場とプレイヤー
✔︎用途別半導体プレイヤー
✔︎1985年-2020年までの半導体業界売上高推移及び企業ランキング
✔︎産業用電気料金の国際比較
✔︎半導体産業の基本戦略図解
✔︎光電融合技術ロードマップ図解

<誰に、どうオススメか?>
1. 半導体業界にお勤めの方:
既に自身の業界に関しては相当の知識をお持ちだと思うので自身の認識を改めて俯瞰して見る復習・整理の内容として活用頂くのが良いかと。世界市場の中における、日本位置づけとして記載されている点も、視野を広げて業界を見れるきっかけとして有用である。

2. 化学業界に勤める社会人:
化学業界にお勤めであれば、半導体業界はどこかできっと繋がる成長産業の一つでぜひ抑えておきたい。専門用語や技術内容については少し理解しづらい部分もあるが業界動向・プレイヤー・政府の支援策だけでも把握しておく価値あり。

3. 個人投資家
世界の動向・各企業の立ち位置・日本の政府の方向性全てがまとまっている資料故是非お勧めしたい。

余談までにこの会議がどれほどシリアスなものかというのは以下の出席者を見てもらえれば、より真剣味が伝わるかと思う。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/joho/conference/semicon_digital/0004/02.pdf 

②『日本経済情報2022年1月号』
https://www.itochu-research.com/ja/uploads/20220127_JP.pdf 
提供元:伊藤忠総研
必要時間: 15分

<なぜオススメか?>
オミクロン株拡大により残念ながら12月時点で描いていた経済見通しから大きな修正が入る事になった。そして漸く1月末から2月にかけてオミクロン株の影響を考慮し、さらに収束までを見越した最新の日本の経済見通しが公表され始めたので抑えておきたい。こういうマクロな話は実務に直結はしないので、大枠の流れだけ抑えておけば正直良いかと思う。同資料は全文読んで頂いても15分ほどで読み切れるが、Summaryと第1ページ、そして各ページの見出しタイトルとグラフを見るだけでも内容が理解出来るようになっており、時間のないビジネスマンの効率的インプットに役に立つであろうという事で推奨する。

<こんなデータがある>
✔︎日本経済の推移と予測
✔︎景気ウォッチャー調査
✔︎主な業態別の小売売上高
✔輸出数量指数の推移
✔︎機械受注の推移
✔︎主要先進国の実質G D P
✔︎消費者物価の推移

<誰に、どうオススメか?>
1. 社会人全般・学生
前回のFansで共有したIMF世界経済見通しと併せて見ることで世界経済とその中の日本経済を俯瞰して見ることができる。とはいえ殆どの人は実務に直結しないと思うので、効率よく現状を抑える程度に使用してもらえれば良い。

2. 個人株式投資家(特に日本株)
日本企業の業績と景気はそれなりに連動するので最新を常に追っかけておきたい所。特に2022年はオミクロン株蔓延の影響を加味しても実質GDP+3.7%成長と好景気となる事を予測しており今後経済環境は良化に向かうという予測である。個人消費・住宅投資・公共投資など軒並み+成長となっている所は参考にしたい。

■何かと便利なサイト共有
https://fx.sauder.ubc.ca//plot.html 

通貨・時期を選択し、グラフ化してくれるサイトなのでプレゼンや社内資料作成に活用できる。(中の人間も愛用)

以上。

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